他流試合と「うろこ会」の方向性

うろこ会ブログ詳細

2012年04月09日


早朝6時30から芝生の上で始まった読書会(通称うろこ会)の活動は和田氏・石澤氏との3人でその後も月2回ペースで地道に続いていきました。やや
小雨が降ってる朝は場所をマックや公園の避暑小屋?のような場所に移動し語り合う。強制的に誰かにやらされているのではなく、各自が自分で考え、自分の言
葉で互いに伝えあう。こんな遊牧民的な自由な活動に対して、読書会というキーワードだけならまだしも、「読書」、「朝活」、「アウトドア」、そして「プレ
ゼンスキル」というテーマを串刺しにしている「うろこ会」の活動に興味を持ってもらえる人はかなり少ないと思われました。というか、この時期はそもそもこ
の地味で変わった活動自体を積極的に友人知人に紹介するのもなんだか気恥ずかしい気持ちがどこかにあったんです。でも同時に、「前例がない」ことに対して
取り組んでいる自分たちの活動に「共感」をしてくれる人もどこかにいるはずだと、わずかな希望も抱いていました。


読書会は3人程度でやるのがベストかどうかわからないけども、とにかく市内で「読書会」を行っている団体などを調べることにしました。たまにはグランドを変えて練習試合をしてみないと自分たちの実力やこの活動の良い面、悪い面が見えてこないわけで。


そして見つけたのがここ。


●NPO法人読書普及協会(旭川支部) http://profile.ameba.jp/arigatou1214/


代表の樫原さんにコンタクトをとった我々うろこ会は、この定例会に恐る恐る乗り込むことにしました。市内の居酒屋で「水曜会」と銘打って行われてい
るこの読書会にはとにかく女性が多いことに驚きました。そして、みんながお酒を交わしながら楽しそうに歓談している。もちろん、夜です。そして、後半にさ
しかかってくると各自が準備した本の紹介が始まる。あ~、こんな読書会のやり方もあるんだなー。そこの空間には、うろこ会には無い華やかさとアットホーム
な居心地の良さがある。なにより、雨が降ったって関係ない。改めて旭川にもたくさんの本好き、語り好き、酒好きがいることを教えてもらいました(笑)


こうして、この読書普及協会旭川支部とは会の性格が少し違いつつも、互いに密接な連携をとっていくことになるのでした。樫原さんありがとう。


そして、うろこ会の方向性やスタンスもわずかながらこの時期に見えてきました。


読書は一人で黙々と読むのも楽しいのだけど、やはり読んだ本を周りと共有したり他人に発表したりする方がより楽しいということです。例えば美味しい
料理を自分一人で消化するよりも、「自分も食べて美味しかった。」とか、「こんな味付けで食べた方がより美味しいよ。」とか、「その料理を食べる前にこれ
を注文したらもっと良いとか。」とか、「その美味しさがいまいち伝わらないよ。」とか。誰でも自分の個性や価値感を他人に認めてもらったり、自分が思いつ
かなかった発想・気付きがあると嬉しいんですよね。


つまり、「おひとりさま読書」から「周りに伝える読書」に変えていくこと、インプット型からアウトプット型へ変えていくことでより豊かな読書、より
豊かなコミュニケーションができるという発見があったのでした。アウトプットの場、プレゼンスキルを磨く場、うろこ会メンバーからも自然とこのようなニー
ズが高まっていくのでした。


それから当たり前のことながら、このうろこ会の活動をもっと広く知ってほしい、でも予算もない、人脈も無いという予想通りの壁にぶち当たっていきます。


どうせ失うものは何も無いのだから、ちょっとインパクトあるイベントやってみようか。こんなノリでうろこ会初の公式イベントである、一般公開プレゼンコンテスト「5minutesプレゼン」を企画しました。


しかし、 このイベントには思いがけない反響が多くありました・・・・次回です。


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