「伝えるスキル」を測るものさし

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2013年03月28日


2013年も早3がヶ月経とうとしてます。なんだか早すぎない・・・?


最近、自分の年齢に対してもかなり無頓着になってるなあ。20代の頃は年齢聞かれたら即返答ができたのに、30代後半くらいからこんな質問に対して即返答ができなくなってる、木村です。


久しぶりに読書会の様子を少し話しておくと、今年に入ってから月いちペースで定例会を3回開催しました。すでに、累計参加者75名。こんなペースで
増えたら今年だけで約300名近くになるなー。約1/3の方が本のプレゼンをすることを考えると、それだけでも年間約100冊近い本に触れることになる。
しかも、毎回読書プレゼンのクオリティーが全体的に高くなってきているので(もちろん、初プレゼンの方が多数います)、他人の方々が紹介する本でも5分程
度のプレゼンを聞いているだけで、なんとなく本の要所やポイントがつかめるようになるんですね。その中でも気になってしまうものは自分で買って読む。読書
マニアの方には到底及ばない読書量かもしれないけど、一般的な読書ライフとしては結構な数ですよね。多分、おひとりさま読書をしていたらここまで新しい本
に触れるのは難しいような気がします。



でも、参加者が毎回増えていくことは、うれしいことばかりではなくて、実は想定できなかった課題も少しづつ浮き彫りになっています。例えば、読書プ
レゼンターの人数。毎月の定例会では約2時間程度の時間を割いていますが、どうしても軽い質疑応答などを含めると1人10分くらいかかってしまいます。そ
うすると、10人のプレゼンターの発表でだいたいいい時間になってしまいます。本当はもっとたくさんの方に読書プレゼンをやって欲しいのですが、現在は定
員10名という制限をかけざるを得ない状況です。このあたりは、進行方法や時間の見直しなどちょっとずつ修正していきたいと思っています。



あとは、ある程度読書プレゼンという環境に慣れてくると皆さん気になるのが、「自分の伝えるスキル」は果たしてどのくらいなのか、ということ。極
力、その場で聴衆者の方々に感想などを聞くように心がけていますが、どうしても場の雰囲気を皆さん壊さないような大人の配慮をする方が多いので(笑)、
時々公式戦を試みることが必要だと思っています。それが、不定期に開催してきた「5minutesプレゼン」。先月も久しぶりに復活させましたが、プレゼ
ンターの皆さん戦々恐々・・・(笑)。わかりやすさ、説得力、構成力、共感度という4つの簡単な指標を5段階で評価シートに記載してもらうんです。聞く人
によって、同じ人の評価が真っ二つに分かれることもあり非常に毎回興味深い結果となります。この仕組みもちょっとずつ進化させていきたいな。例えば、ネッ
ト上で読書プレゼンをリアルタイムに公開しながら書き込んでもらったりして。



プレゼンテーションを、誰に対して、何を目的に、どのように伝えるか、という文脈で考えたならば、その場面場面でやり方はずいぶんと異なるんだろう
と思われますが、うろこ会で皆さんが口々に言うのは「一度自分がやったプレゼン本は絶対に記憶に残る」ということのようです。そのくらい各自が真剣に準備
をしてくれていることに感激です。



来週からは4月に入ります。新しい環境、新しい出会いも多くあるかと思いますが、読書好きな方にはうろこ会で自分の伝えるスキルを測るものさしを是非手に入れて欲しいし、絶対自分では選ばない1冊!にも出会ってほしいと思っています。



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