うろこ会を始めるキッカケ

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2012年04月02日


2009年10月。入社以来初めての転勤辞令が出た私の赴任地は旭川でした。


旭山動物園くらいしか予備知識が無く、身内も知人も友人もいない土地旭川。

借家を探すためJR駅から降りて初めて買物公園を歩いた時の印象は驚きの連続でした。


・・・金曜夜なのに歩いてる人たちが少ない。

・・・寒さには慣れているはずなのに、めっちゃ寒い。

・・・若い女性を見かけない

・・・白くまがいない


一旦札幌に帰宅してから家族には旭川がどんだけ良いところかを一生懸命説明しました。よくわからないけど、とにかく環境が良い土地だと。空気が札幌
と違うと。僕の熱いプレゼンは残念ながら家族に届かず、旭川での新生活約1ヶ月で家族からは札幌に帰りたい・・・と重たいため息交じりの会話が漏れてしま
うのでした。


とはいっても、仕事があります。生活もあります。自宅と職場を往復する日々がその後1年経ち、家族も徐々に旭川での生活に慣れ親しみ、近所のおばちゃんから大根やいちごなどの差し入れをもらえるような関係にもなっていくのでした。よしよし。


そんな時期だったと思います。


そろそろ自分の時間が欲しいな、居場所が欲しいな、友達が欲しいな。


転勤族の方には理解してもらえると思いますが、新しい土地で家族や職場意外との交流関係を新しく創ることはなかなか難しいんです。そんな時に出逢っ
たのが「うろこ会」初代メンバーの和田氏であり石澤氏でした。偶然、自宅のPC修理を頼んだ来てくれたのがPC修理屋さん(表現が幼稚で和田さんごめん)
の和田氏でした。なんとなく、「読書会みたいなものやりたいですよね」と呟いた一言がキッカケでした。「それ面白そうだからやってみようよ!」和田さんか
らこんな軽いノリで始まり、うろこ会がスタートしました。今思えば、無理やりかどうかわからないけど、なんだか初めて連れて来られた石澤氏の不安げな様子
も印象に残っています(笑)


それから男3人での地味な読書会が始まっていきます。それも朝のAM6:30から。しかも場所は公園の芝生の上です。アウトドアが好きだとはなんと
なく聞いていたけど、まさか芝生の上での読書会とは一瞬面食らいました。まあでも、前例は無いんだし、外の空気を吸いながら本を語るのも気持ち良いかと。


そんなこんなで始まったうろこ会。しかし意外にも3人で続けていく読書会は予想以上に面白かったんです。お互いにいろいろな引き出しを毎回出してく
る。以前に読んだ本をもう一度見直し、ああ、こんな本も読んでたなーとか。これを紹介したらどんな反応があるかなーとか。この本はドン引きされるかなーと
か(笑)。よく言われるように、その人が読んできた本を知ることでその人のパーソナリティが覗けますよね。こういう考え方をする人なのか、いまこういうこ
とに関心をもっているのかなどなど。読書会の良いところは初めて会った方とでも比較的短い期間に心と心が繋がる実感を感じることができることです。だか
ら、いづれは「婚活読書会」「出会い系読書会」が出てきても不思議ではないですよ。自分も独身だったら絶対参加する(笑)


話しがそれました・・・・。自分の悪い癖です(笑)


しかし同時に、このまま3人で活動を続けていくのは果たして良いのだろうか。もっと読書を通した輪を広げていくことができないだろうか。こんな欲求
が3人の中に自然と生まれてきました。旭川には他にも同じ活動をしている団体があるはずだ。芝生の上で読書をしたいと思っている変わった人もいるはずだ。


そして、見つけました。


我々3人の道場やぶり?が次回から始まります(笑)


こんなんで読む人いるのかな?(汗)


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